鹿島神宮&香取神宮参拝

土曜日、前々から行きたかった鹿島神宮香取神宮へ行ってきました。
例によって写真は後ほど旅行記サイトにて。


江原何某の「今、いくべき聖地」という本の先頭で紹介されている2社なのですが、人は少なめでゆったりと参拝できました。

江戸時代まで「神宮」の社号を名乗っていたのは伊勢・鹿島・香取の3社。今年の年越しはお伊勢さんでしたので、これで3神宮を制覇したことになります。

神話によると鹿島の神様と香取の神様の二人組は、天照大神より「孫に出雲の国を治めさせたい」という命を受け、その時に出雲の国を治めていた神様に対して、出雲の国を譲るようにと交渉したということで、どちらも武術の神様なのです。
なので天皇家はもとより徳川家や東郷平八郎なども贔屓にしていた神社です。

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鹿島までは千葉駅から約1時間半。佐原を経由して鹿島線にて鹿島神宮駅へ。

鹿島神宮駅からは徒歩で10分ほどの道のりです。
門前にはお約束のようにそば屋が軒を連ねます。でも、和菓子を買うなら駅から向かう途中にある「丸三老舗」の"かなめ石饅頭"というのがおすすめ。かりんとうのようなサクサクの皮の黒糖饅頭です。


鹿島神宮到着。
ここには鹿がいます。なんでも奈良から歩いて連れてきたことになっているらしいです。そして、奥の院まではひんやりとした空気の中、鬱蒼と繁る深い木々の中を歩いて行きます。

奥院の右手を歩いて行くと「要石」があります。これは地下にいる大なまずの頭を押さえている石で、地表に出ているのは直径2,30センチほどで氷山の一角となります。「鹿男あをによし」という小説にも出てきますね。

奥院の左手には「御手洗」。一日400キロリットルの水が涌出るという泉で水がきれいです。昔はJRの駅側でなくこちら側が表参道だったそうで、手水場で手を浄めるように身体を浄める場だったのです。

そして、ここ鹿島神宮では「常陸帯」というお守りをいただきました。神功皇后が腹帯を献納したことから、ここは安産の神様でもあるのです。

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次に鹿島神宮から佐原へ電車で20分ほどかけて移動。
常陸の国一の宮である鹿島神宮に対し、香取神宮は下総の国の一の宮です。全国に多数ある香取神社のトップです。
駅からは3kmほどあり、タクシーで10分くらいの距離です。鹿島神宮の宮内に桜はありませんでしたが、香取神宮には桜がたくさん。ちょうど散り際の時期で"さくらまつり"もやっているので、門前は花見客で賑わっていました。


香取神宮は黒地に金の渋みのあるお社。いかにも武術の神様という感じでかっこいいです。
そして、鹿島神宮と同じように香取神宮にも「要石」があります。神宮のメインルートからはずれた場所にあり、ほとんど人は来ないです。細い石段を上がったところに誰もいない空間があり、桜の花びらが舞い散る光景は神秘的でした。
鹿島神宮の要石が大なまずの頭を石で押えているのに対し、香取神宮では大なまずの尾を押さえてます。ここでも地表に出ているのは氷山の一角。
そんなことを言われると掘ってみたくなるものです。それで掘ってみたのが水戸黄門こと徳川光圀でして、7日間掘りつづけたがその全容はつかめなかったとの記録が残っているそうです。


香取神宮を後にして、佐原駅より45分かけて銚子へ。
銚子は私の両親の生まれたところ。4月10日〜12日の3日間、ここ銚子で20年に一度のお祭りがあるのです。
4/11はご先祖さんのお墓参りや親戚まわりをしつつ、お祭りも見る予定です。


つづく。