本日の仕込み(みりん風調味料編)

日曜、5時半起床。まずは土曜に仕込んだ納豆。
40度をキープするようにしなくてはならないのだが、夜中にお湯を注ぎ足し温度を上げるのも困難。それでも発酵の活動により菌が自己発熱していたので、33度を維持できていた。


朝の状況は、昨夜と比べるとかなりの納豆臭で、納豆菌をすみずみに行きわたらせるためにかきまぜてみたが、糸をひくひく。
色は市販の納豆とは違い、大豆の色そのままで、そのまわりに白い菌がうっすらと貼り付いているような感じです。
ふたたび発酵に最適な温度を昼までキープ。


昼には納豆菌の発酵は24時間でひとまず完了として、カップへ移す。
70〜80g×8カップと約600gほどになった。ロットを半分量にしてよかったと思う。
この後は冷蔵庫に移し、今度は酵素分解に入ります。月曜には完成しているはず。


次にみりん。
お茶碗2杯ほどのもち米を水に浸し4時間、その後蒸す。我が家には蒸し器はないので、鍋に上げ底をして、その上の皿に手拭いに広げた餅米を乗せ、40分ほど。


蒸しあがったもち米に米麹と35度のアルコールを入れて、かき混ぜて仕込みは完了。
常温で1か月くらいで発酵が済むので、その絞り汁が本みりんです。絞り粕は粕漬け(べったら漬け)に使えます。


絞った本みりんは、法律の関係で「みりん風調味料にする」という作業が必要です。
本みりんはアルコール度数14度の酒であり、造るのに酒類製造免許が必要となります。酒税もかかります。(だから本みりんはお値段が高いです)


なので、みりんを飲んでも酔っぱらわないようにします。アルコール度数を低くするか、塩辛くして酔っぱらうほど飲めなくすれば、本みりんではなくなります。


法規上はアルコール度数を1%未満にするか、1.5g/100ml以上の塩を入れれば問題なしです。
水で薄めたり、熱してアルコールを飛ばしたりすると味も薄まってしまうので、市販のみりん風調味料は、いろんなもの(化学的なものも含む)を入れてみりんの味に近づけてます。


私の場合は、そんなことできないので、アルコール度数は14度のまま、塩を入れて法律逃れをしようと思います。