レモンさん講演会

22日、小田原へ行った際、著名人の講演会へ行く。
相方が近所に張り出されているポスターを見つけたのだ。
その人は「レモンさん」、ラジオDJ山本シュウさんがPTA活動を行うときの名前である。


「レモンさん」は、山本シュウさんが10年くらい前に小学校の娘のPTAになった際、「学校の先生・PTA・学童すべてがやる気なし」という現状に喝!を入れるためにレモンのかぶり物を付けて「学校にビタミンパワーを注入!」ということで、作り上げたキャラクターです。
今では、賛同する人も多数で、本も出版し、全国でレモンのかぶり物のまま講演もしています。私も以前1冊目の本を読んで、その熱い思いにいたく感動したのでした。


山本シュウさんは大阪の長屋で育った故、天然のおせっかいオバハンキャラで、いろんなことに口を出し、おせっかいを焼いています。
例えば、AIDSのRED RIBBON LIVEの総合プロデューサーや、日本赤十字社はたちの献血キャンペーンなどにノーギャラで参加。TBSラジオ「こども電話相談室」では、子供の質問(昔のこども電話相談とは内容が全く違い、まるで人生相談のようだ)に答えている。



そんなレモンさんを小田原市のとある中学校のPTAが呼び、講演をしてもらったのだ。
参加者はそのPTA(=スタッフ)とその知り合い程度の人数でちょっと残念。レモンさんの声はもっとたくさんの人に届けたい。


レモンさんの講演の内容は、PTA活動というよりは、人付き合いや子供とわかり合うための指南。



以下に内容をまとめてみました。


■今何が起きている?
1.コミュニケーションの崩壊
 ・誰も悪い人はいない
 ・心は心を引き寄せる。愛は愛を引き寄せる。憎悪は憎悪を引き寄せる。
2.個人・孤独・孤立
 ・みんな自分のことでせいいっぱい
 ・孤独がすべての犯罪の根源
 ・つながることで守られる


■コミュニケーションとは
  (1)聴く 相手の話し(心)をきく=その人に興味を持つ
  (2)確認する 話しを聞いても、たぶんお互いに違うことを考えている。
       確認して認める=信頼する。それではじめて「心のパイプ」がつながる。  (3)理解する 「心のパイプ」がつながって初めて言葉が通じるようになる。
        説得よりまずは納得。
        それから話す、そしてわかってくれたことを確認する。


■子育ては人育て
  ソムリエで子育て=自立
  (1)メニュー
   ・岐路に立たされたときに、落ち着いて対応できるように
   ・メニューを作り(どんな方法があるかを提示し)、子供に選ばせる。
  (2)アドバイス
   ・コミュニケーション(話しを聞いて、理解して、確認する)を取り助言する。
  (3)テイスティング
   ・疑似体験させる
  (4)決定させる
   ・自分で考えて、結論を出させる。
  (5)お勘定(責任)
   ・自分で決めたことを実行に移させ、責任を取るのも子供自分自身
   ・結果を受け入れる


■PTA、5つの得
1.情報が入ってくる
2.会話が変わる
3.友達ができる
4.感動する
5.愛が伝わる


レモンさんのPTA爆談

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